残り6粒でどうでもよくなる

文書を作成するアプリを久々に開いたら、過去2年くらいの書きかけのものがたくさん保存されていた。

いろんなことが起きていた。近所のチワワの勇ましい歩みを微笑ましく思い、会社の更衣室でこっそりチョコパイを食べて美味しさに感動し、重たい食事のあと気休めに健康茶を飲み、仕事で割を食ったなという日には、今日はたまたま私の番だったのだと自分を励まし、朝寝坊をして(またか)と思い、人の愛とやさしさに泣いていた。

こういうささいな事柄に私らしさが出てきてしまうな、と思う。今日だって、書きかけにしてきた日々と大して変わらなかった。

通勤中に鳥や犬を見てへらへらしたり、おやつに でん六豆 を買って、半分取っておくつもりがひと袋食べきってしまって少し落ち込んだりしていた。仕事も全然ダメというほどではなかったけどなんかしっくり来なかったし、家事もサボっている。きょう上手くできたことといえば健康診断の採尿くらいのものだったんじゃないか。これすら結果が芳しくなかったら笑うしかない。